パソコンを処分(無料回収あるいは宅配買取)する場合には、個人情報等のデータ消去だ。
データ消去というと、初期化(リカバリー)が思い浮かぶが、データが見えなくなるが、実際はデータは残っており、特殊なソフトを使えば復元が可能という。
では、パソコンのデータを消去するにはどうすれば良いのか?
初期化(リカバリー)とは?
そもそも、初期化(リカバリー)とは、パソコンを工場出荷時の状態に戻すことである。
何故、それが必要かと言うと、パソコンの調子がおかしくなり、それがいつ、何が原因でそうなったかを調べても究明できず、結果、パソコンの調子はおかしいまま、と言った時に、パソコンを工場出荷時の状態に戻すことで、すべてをリセットする方法である。
パソコンを購入後、インストールしたソフトや、パソコンに保存されたデータは全て削除されるので、予めデータのバックアップをする必要がある。
後は、再度、必要なソフト等をインストールしていくわけだが、1つ1つ、それを入れた後、不具合が生じないかをチェックする。
あるソフトを入れて不具合が発生したなら、それが原因の可能性が大なので、アンインストールして再度チェック、という作業を繰り返し、リカバリー前の状態に近づけていく。
初期化(リカバリー)の方法
初期化(リカバリー)の方法は簡単。
説明書に記載してある。
説明書に記載がなくても、「TOSHIBA パソコン 初期化 方法」等で検索すると、マニュアルが出てくる。
ここではTOSHIBA dynabookの初期化(リカバリー)の方法を解説。
※以下は電源が入り、パソコンが起動するという状態での方法。
①パソコンの電源を切る
②ACアダプタと電源コードを接続する。
③キーボードで「0(ゼロ)」キーを押しながら電源スイッチを押し、「dynabook」画面が表示されてから手を放す。
④画面の内容を確認し、「はい」ボタンをクリック。
⑤「初期インストールソフトフェアの復元」をチェックし、「次へ」ボタンをクリック。
⑥「パーティションサイズを変更せずに復元」をチェックし、「次へ」ボタンをクリック。
⑦復元が始まる
⑧「終了」ボタンをクリック。
⑨Windowsのセットアップを行う。
「ハードディスク上の全データの消去」方法
上記の手順では⑤で「初期インストールソフトフェアの復元」をチェックしたわけだが、実は「ハードディスク上の全データの消去」も選択できた。
マニュアルには以下の説明がある。
「ハードディスク上の全データの消去」は、パソコンを廃棄または譲渡する場合など、個人情報を漏えいを防ぐ為に、ハードディスクドライブのデータを完全に消去するためのものです。
通常は実行しないでください。
実行すると、ハードディスクドライブ上にある、リカバリツールの領域以外の全てのデータが削除されます。
何と、「データを完全に消去」とあるではないか?
私は不要なパソコンを売りたいのでピッタリだ。
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専用ソフトを使わなくてもデータ消去ができる?
又これは、TOSHIBA dynabookシリーズのパソコンにのみでできる機能なのか?
これらの点は不明だが、とりあえずやってみることにした。
今回はTOSHIBA dynabookシリーズの2台のパソコンで挑戦。
初期化(リカバリー)と手順は殆ど同じ。
ただ、若干の違いがあった。
又、パソコンA、パソコンBで少し反応が異なった。
③「0(ゼロ)」キー+電源スイッチ押すと、「dynabook」画面が表示されるのだが、パソコンBでは結構長く押さないと画面に変化はあらわれなかった。
⑦復元時間はハードディスクの容量に関係するのだろう、容量の大きいパソコンBでは約1時間半、パソコンAの倍近くかかった。
⑧パソコンの初期化(リカバリ)の場合、「初期インストールソフトウェアの復元」が終わると、終了が麺が表示されるので「終了」ボタンをクリックする。
ところが、「ハードディスク上の全データの消去」を選択すると、消去が終了すると自動的に電源が切れる。
「ハードディスク上の全データの消去」後どうする?
「ハードディスク上の全データの消去」後、試しに電源を入れてみた。
すると、黒い画面に白い文字が印字されていくのだが、意味は分からない。ずっと待っていると、5行くらいの文が繰り返し表示。
Windowsの画面が出ると思っていたので意外だった。
パソコンの初期化(リカバリ)について調べいると、「ハードディスク上の全データの消去」+「初期インストールソフトフェアの復元」を実行しているサイトが見つかった。
やり方は、上記で解説した「初期インストールソフトフェアの復元」の手順①~⑧を行うだけ。
そして、その後、⑨Windowsのセットアップを行う。
ところが、これを進めるとユーザー名とパスワードを入力する画面が…。
これを入力すると問題がややこしくなる。
そこで、これを中止したいのだが、中止あるいはスキップするボタンはない。
強制的に電源を切ることにした。
パソコンのデータ消去の方法
さて、ここで改めてパソコンのデータ消去の方法について。
パソコン3R推進協議会のHPの「データ消去について」にデータ消去の方法が記載があった。
(1)パソコンとHDDが稼働する場合
a.専用ソフトにてデータ消去
b.専用装置にてデータ消去
c.HDDを物理的に破壊
(2)パソコン本体は稼働しないが、HDDは稼働する場合
d.他の稼働可能なパソコンにHDDを接続して専用ソフト にてデータ消去
b.専用装置にてデータ消去
c.HDDを物理的に破壊
(3)HDDが稼働しない場合
a.専用装置にてデータ消去
b.HDDを物理的に破壊
要は、データ消去の方法は以下の3通りだ。
・専用ソフトを使う
・専用装置を使う(恐らく電磁波と思われる)
・HDDを物理的に破壊(以前、会社で依頼したことがあるが、HDDに穴をあけていた)
データ消去の専用ソフトに関しては、無料(フリー)と有料の物がある。
※これについては、別の機会に記事にする予定です。
ACアダプターが無い場合
実は、最初、パソコンに付属のACアダプターが見つからなかった。
そこで、家にある他のDCアダプターが使えるのかを調べてみた。
ACアダプターの場合、電圧(V)と電流(A)の表示があるが、同じ電圧(V)と電流(A)の物を使わないと、発火やパソコンの不具合の原因になるようだ。
さらに情報を探したところ、汎用DCアダプターを見つけた。
ところが、ピッタリの物がない。
ただ、電圧(V)は同じというのは必須状況だが、電流(A)は、同じでなくてもACアダプターのA値>パソコンに記載のA値の場合、使える可能性があるという情報を発見。
※この情報の正確度は不明。
又、ACアダプターはコネクターが異なる。
さらに電圧?安定機能がついているものもあるとか。
その後、ACアダプターが見つかったので汎用ACアダプターを購入する必要はなくなったが、汎用ACアダプターがあると、出張の時等に便利なようなので、いずれ使ってみたいと思っている。
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