スマートフォンから個人情報を抜き取ったり、お金を振り込ませたりする「不正アプリ」が急増しているという。
「不正アプリ」の現状と取るべき対策とは?

「不正アプリ」の現状

セキュリティーソフト大手のトレンド・マイクロに調査によると、基本ソフトに米グーグルのアンドロイドを使う機種で2015年に世界で見つかった「不正アプリ」の数は前年の約2.5倍に増え、1千万個を超えた。

アンドロイドを使った機種で見つかった「不正アプリ」は2011年に約1千個だったが、年々増え続け、5年間で10倍になったことになる。

最近は比較的厳しい審査を経たアプリを使う米アップルのiPhoneでも見つかっている。

悪質化も進む。
出会い系サイトで知り合った相手に「不正アプリ」をインストールさせてから性的な写真を遅らせ、不正アプリで抜き取った連絡先に送ると脅してお金を要求する事件や、「ネットつつもたせ」の事件などが起きている。

「不正アプリ」はゲームや、節電に役立つとうたうアプリをダウンロードさせ、勝手に個人情報を抜き取るものが主だった。

しかし、最近では「アドウェア」と呼ばれる手法を使うアプリが全体の8割を占めるまで全体の8割を占めるまで増えている。

「アドウェア」とは?

「アドウェア」とは、利用者が望んでいないのに広告を表示し、「不正アプリ」の提供者が広告料を得る仕組み。

無料アプリをダウンロードする時に、「不正アプリ」が余分なアプリまでダウンロードさせ、「不正アプリ」の提供者から仲介料を得る手口もある。
(朝日新聞2016年3月8日付記事より抜粋)

「不正アプリ」対策

「不正アプリ」で被害を受けない為に対策とやるべきこととは?

トレンドマイクロンセキュリティ伝道師 岡本克之氏による「不正アプリ撃退4か条」は次の通り。
1.アプリは信頼できるサイトからダウンロード
2.ダウロード時は開発者や評判をチェック
3.インストールする時に表示される文言をよくチェック。必要もないのに「連絡先を取得」などと書いてある場合は要注意。
4.セキュリティーソフトをインストール

スマホにセキュリティーソフトをインストールしている人がどれくらいいるのだろうか?

実際、私もスマホにセキュリティーソフトを入れるのは、お金もかかるし、必要性も感じなかったので、以前は入れていなかった。

しかし、何かあるといけないので無料のソフトを入れている。
無料ソフトの場合、機能が限られているので100%ではないが、入れていないよりまし。

何故、無料のソフトかというとスマホでアプリをダウンロードしたりすることが殆どない為。
インストールするのは有名な会社のものだけなので「不正アプリ」である可能性は低い。

ただ、無名のアプリをインストールしたり、他社とスマホのサービスを通じてやり取りする機会が多いなら、有料のセキュリティーソフトを入れるべきだろう。

「3.」については、「同意書」の内容を読むということだが、大概、細かい説明だし、巧妙に書かれている場合もあるので、見抜くのは難しいのではないか?

いずれにしても無料アプリには特に要注意だ。
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