「あなたが輝く趣味起業のはじめかた」という本を読んだ。
「好き(趣味)」を「仕事」にできれば最高だと思う。
私の目指すところも同じ。
「あなたが輝く趣味起業のはじめかた」の感想・口コミです。
「趣味起業」の違和感
「趣味起業」とは、趣味を活かして”副業・起業する”こと。
「自分が好きな事、得意なことを題材にしたビジネスで、収入をつくる」という考え方。(「はじめに」より抜粋)
この本で読んでちょっと混乱したのが、「趣味起業」の定義。
「趣味起業」から受ける印象は、「趣味」+「起業(副業)」なのだが、著者(戸田充広氏)はここに「副業」、「得意な事」も含めて考えているようだ。
本書には実際に「趣味起業」した方の事例が複数掲載されているが、「はじめに」を読まないで、事例を読んで感じた違和感の原因はここにあった。
即ち、「起業」と言いつつ、月収は「5万円」とか「10万円」という方もいるので、最初、疑問に思ってしまった。
しかし、「副業」と考えれば理解できる。
「趣味起業」に携わっている時間も「週20時間」とあると、「起業」の観点からは「それだけ?」と考えてしまうが、「副業」なら「それぐらいだろう、いや、むしろ多いかも」と思える。
さらに「趣味起業」はかなり、客層をしぼっているので、内容によっては、客数や売上に限界があるものもあるはず。
「起業(=専業)」とはいかないテーマもあるだろう。
また、事例の中に、”これが「趣味」?”と思えるのものがあったが、「得意な事」と考えれば納得できた。
「趣味起業」の問題点
「趣味起業」で稼ぐキモはファンづくりにある。
その為にブログ、SNS、メルマガを使う。
地道な努力でファンを作り、信頼関係が出来た時に物やサービスを販売する。
手順はいたってシンプル。
出来そうな気はする。
しかし、実際には中々、難しいのではないだろうか?
本書の発刊は2013年、今から4年前。
あなたが輝く趣味起業のはじめかた: 楽しみながらお金と幸せを引き寄せる!
著者が当時6年間で300人以上の人に「趣味起業」を教え、その大半の人が「趣味起業」に成功したとあるが、その後の実績はどうなのだろうか?
人が「趣味起業」に踏み切れないのは「趣味」はあってもそのレベルに自信を持てないことが大きいと思う。
著者はレベルは関係ないというが、誰でもマネできるレベルなら、長く事業を続けることは難しいだろう。
本書の事例ではいずれも、レベル的にも高く、人にまねのできない独自性を持った物やサービスを販売している人ばかり。
こうなると、「趣味起業」出来る人が限られてくる。
著者(戸田充広氏)のその後
本書出版から4年。
著者はどういう活動をしているのかを調べてみた。
著者は現在、「趣味起業コンサルタント」の養成に活動の主力を置いているようだ。
中々、ビジネスの才覚がある。
ビジネス拡大の3ステップをしっかり踏んでいる。
①自分で「趣味起業」
②趣味起業コンサルタントとして活動~コンテンツ販売
③趣味起業コンサルタントを養成~家元になる
そもそも、「趣味起業」という聞きなれない言葉が使われているが、内容は、コンテンツ販売。
その最たるものは情報販売(情報起業)だ。
これは著者が「趣味起業」を始めた2005年頃から出てきた考え。
私も当時、関心を持った。
ただ、私には「趣味(好きな事)」も「得意な事」もなかったので、「起業」には至らなかった。
それは現在も変わらない。
私の場合、「趣味(好きな事)」も「得意な事」無かったが、「興味・関心」「悩み」をお金に変えることが出来た。
それが「アフィリエイト」。
「アフィリエイト」こそノーリスクで起業できる唯一のものだと思う。
ノーリスクで始めるネット起業
いずれ、子育て中の主婦や年金世代が副業で月10万円稼げるようになるお手伝いをしたいと考えている。