「現役ASP役員が教える本当に稼げるアフィリエイト~アクセス数・コンバージョン率が1.5倍UPするプロの技48」という本を読んだ。
書籍のタイトルには”現役ASP役員”、”本当に稼げるアフィリエイト”、”アクセス数・コンバージョン率が1.5倍UP”、”プロの技48″と魅力的な言葉が並んでいるのだが、実際はどうなのだろう。
「本当に稼げるアフィリエイト」の内容とレビュー(感想)です。

“現役ASP役員”が売り?

アフィリエイト関連の本の著者は通常、アフィリエイターです。
著者名に「納谷郎裕 河井大志」の2人の名前がありますが、納谷郎裕はASPのafb(アフィb)の現役役員(afbの運営会社、株式会社フォーマットの社員)のようですが、河井大志氏はアフィリエイターです。

河井大志氏の挨拶は全くなく、”現役ASP役員”が全面に押し出されています。

しかし、実際には河井大志氏の著書と言ってもおかしく内容です。

河井大志氏はトップアフィリエイターでアフィリエイト塾等の運営もしているので、ASPや広告主の実情も知り尽くしていると考えられますので。

“現役ASP役員”を押し出したのは、「今まで出版されているアフィリエイター目線ではない」ということを主張したかったのではないでしょうか。

さらにはASPであるafbをPRしたいという意図が…。

ここで、この本の対象は誰なのか?について考えます。

そもそも、”ASP”と言う言葉は一般的ではありません。
しかし、アフィリエイターで知らない人はいないはずです。
▶ASPについて詳しくは⇒おすすめASP

従って、この本の対象は既にアフィリエイトに取り組んでいる初級(中級)アフィリエイターということになります。

本の内容を詳しく見ていきます。

本「本当に稼げるアフィリエイト」の内容

構成は以下のようになっています。

1章:アフィリエイトの基本を抑えよう
2章:すぐ実践!トップアフィリエイターとASP役員が教える稼げるノウハウ
3章:ASPの裏側を知って収益を向上させよう
4章:広告主の考えを知ってアフィリエイトに活かそう

章の内容からは、1章は2氏の共著、2章は河井氏、3章・4章はASP役員が書いたと考えると理解しやすいかもしれません。

本書の肝は第2章です。
主に、商品に売上に繋がるキーワードで上位表示するコツが記載されています。

では、サブタイトルにある”アクセス数・コンバージョン率が1.5倍UPするプロの技48″とは?

“アクセス数・コンバージョン率が1.5倍UPするプロの技48″とは?

本書で言う”プロの技48″とは全ての項目の数です。
1項ずつ「プロの技01」から「プロの技48」と数字が振っています。

“48”というと「四十八手」が思い浮かびますが、たまたまなのか、意図したのかは不明です。

そんなことより大事なことは”アクセス数・コンバージョン率が1.5倍UP”の根拠です。

“UP”と言う以上は、既にアフィリエイトサイトを所有して、本書に記載のある何かの施策をすることで、”アクセス数・コンバージョン率が1.5倍UP”するということだと思います。

しかしながら、繰り返し本書を見てみましたが、”アクセス数・コンバージョン率が1.5倍UP”と言う記述はサブタイトル以外では見当たりませんでした。
(私が見落としているだけかもしれませんが?)

まとめ~「本当に稼げるアフィリエイト」で本当に稼げる?

by カエレバ

 

まず、”プロの技48″ですが、”プロの技”というと、何かテクニックや裏技的なことを想像するのは私だけでしょうか?

その点、本書は全ての項目に”プロの技”と付いているので、少々違和感を覚えます。

まして、”プロの技48″全てが”アクセス数・コンバージョン率が1.5倍UP”に全て繋がっているかと言うと疑問です。

見落としていたのですが、表紙の帯部分に以下の記述があります。

これ1冊でアフィリエイトの収益化・サイト運営テクニックまるわかり!・収益が上がるコンテンツ作り
・検索エンジン上位表示のコツ
・ASPとの上手な付き合い方

こちらの方が本書の内容とマッチしています。

最後に本書「本当に稼げるアフィリエイト」で本当に稼げるのか?について。

本書は大変バランスの取れた内容だと言えます。

アフィリエイトをする上でのASPとの関係は切っても切れないですから、ASPや広告主との付き合い方が書いてある点は評価できます。

アフィリエイトノウハウ自体もキーワード選定や商品選びのことが細かく記載されてあり、理解しやすいです。

アフィリエイト初心者には十分参考になる内容だと言えます。

では、本書の内容で稼げるのか?
本書の内容をしっかりと理解して実践していけば稼げると言えます。

何故なら、本書で紹介されている方法は、稼いでいるアフィリエイターが記事(サイト)作成の段階で、ほぼ実践している基本的な内容だからです。

稼ぐ為のアフィリエイトの基礎が学べると言ってよいかもしれません。

情報商材とは違って、裏技的なことが記載されているわけではありません。

ただ、アフィリエイトの情報商材でもキーワード⇒ライバル調査⇒記事(サイト)作成の手順はおおまか同じです。

アフィリエイトの実績が出ていない、売上が伸び悩んでいる、売上が落ちたいったアフィリエイターにはお勧めの本です。