一般社団法人 全日本SEO協会代表理事の鈴木将司氏の「難関キーワードで上位表示するビッグキーワードSEOセミナー~競争率の高いキーワードでもリスク無しで確実に上位表示する豊富」のDVDを見たので内容をシェアします。
鈴木将司氏のSEOセミナーとは?
鈴木将司氏のSEOセミナーは会場で2~3回受講したことがある。
SEOセミナーのDVDはそのセミナー内容を収録したもの。
PDF資料が付いている。
価格はいずれも8,000円。
中々、SEOセミナーを開催している人がいない。
そもそも、鈴木将司氏とは?
鈴木将司氏は、SEO関連の著書が複数あるSEO(検索エンジン最適化)対策の専門家である。⇒鈴木将司氏の著書
私も過去に何冊が読んだ。
鈴木将司氏は色んな切り口でSEO対策セミナーが開いている。事務所兼セミナー会場を抱えているの集客に努力しているようだ。
鈴木将司氏のセミナーは、最終的にはリンク対策の話に落ち着き、Yahoo!カテゴリー等の被リンク効果があるサイトに有料で登録すべし、という話になる。
また、SEO対策はGoogleのアルゴリズムの変更で変わり、Googleの指標はブラックボックスに覆われている部分なので、検索上位のサイトを分析し、特徴を見出し、それを実際に実践してみて検索結果にどう影響するかを検証する必要がある。
一度、SEO対策の手法(ノウハウ)を確立すればそれで終わりといったものではないので、鈴木将司氏だけでなく、我々もSEO対策セミナーを一度受講すれば終わりとならないところがある。
さて、「難関キーワードで上位表示するビッグキーワードSEOセミナー~競争率の高いキーワードでもリスク無しで確実に上位表示する豊富」のDVDの内容は?
「難関キーワードで上位表示するビッグキーワードSEOセミナー」とは?
私が購入したのは、2017年9月。
直接、鈴木将司氏のHPから購入したが、Amazonで調べると販売されていた。
セミナーはいつ開催されたものかの記載がないの難点。
Amazonの発売日は2016/09/05だ。
鈴木将司氏は毎回、セミナーの冒頭で「本日のセミナーの目標」を宣言する。そして、最後に「結論」を述べる。
当セミナーの「本日のセミナーの目標」は以下である。
①ビッグキーワードでの上位表示を達成するには細かいことの積み重ねだけでは難しい
②ビッグキーワードでの上位表示を阻む大きな問題=マイナス要因は何かを知る
③ビッグキーワードでの上位表示をするために必要な要因=プラス要因は何かを知る
④そして、マイナス要因を除去し、プラス要因を増やす
⑤それにより難関キーワードであるビッグキーワードでの上位表示を誰にも頼らずに自力で達成すること!
ビッグキーワードとは?
そもそも、ビッグキーワードとは何か?
キーワードには以下の3種類がある。
・ビッグキーワード
・ミドルキーワード
・スモールキーワード
ビッグキーワードとは、検索件数も検索結果件数も多い競争率が高く上位表示が困難なキーワード。
キーワードの個数では一般的に以下になる。
※検索回数が多いキーワードでは、2語、3語でもビッグキーワードの場合あり。
・ビッグキーワード:1語
・ミドルキーワード:2語
・スモールキーワード:3語
そして月間検索回数と検索結果件数の目安は以下になる。
・ビッグキーワード:1万回~/50万件~
・ミドルキーワード:~1万回未満/~50万件未満
・スモールキーワード:~1000回未満/~10万件未満
[補足]
サイトの構成イメージ的には以下になるだろうか?
トップページ:ビッグキーワード
カテゴリー:ミドルキーワード
個別記事:スモールキーワード
いずれにしても、そのサイトは何屋さん(トップページの目標キーワード)かを明確にし、それに沿った記事を書くことが大事だと言う。
設定した何屋さん(トップページの目標キーワード)から外れた記事が「マイナス要因」、合致した記事が「プラス要因」となる。
サイトのトップページの目標キーワードから外れた記事は、ブログやSNSなどそのサイトとは別の所で書くこと。
[補足]
専門サイトのイメージだが、トップページの目標キーワードがサイト全体のメインキーワードになっている必要がある。
ビッグキーワードで上位表示する為のサイトの種類
鈴木将司氏の分析によれば、ビッグキーワードで上位表示しているサイトには8種類あり、それらはピラミッド構造になっており、上に行けば行くほど、ビッグキーワードで上位表示しやすいと言う。
中小零細企業個人が取れる戦略として、鈴木将司氏が推すのは、その8位に位置する「専門サイト集団」だ。
「専門サイト集団」とは、5つ前後かそれ以上のドメイン名の専門サイトを持ち更新もしている企業である。
[補足]
7位に「無料情報サイト」がある。
「無料情報サイト」は、Wikipedia、比較サイト、ランキングサイト、まとめサイト、人気ブログ、ニュースサイトだが、アフィリエイターとして、比較サイト、ランキングサイトが目指せるところではないだろうか?
最も、ランキングサイトは根拠がないということで、現在は、Amazon等の大手通販サイトが上位にくる傾向にある。
※ジャンルによってはアフィリエイトサイトが上位を独占している。
トラフィックが少ない中小零細企業個人でもビッグキーワードで上位表示しているサイトの特徴が以下の6つ。
①複数サイトを運営
②サイトテーマの絞り込み
③サイトテーマの維持
④グループ間相互リンク
⑤発リンクの質が高い
⑥被リンク元の質が高い
「専門サイト集団」の作り方~失敗例と対策
複数サイトを複数作って運営しているのにビッグキーワードで上位表示できないサイトには3つの特長があると言う。
専門サイトが1つか2つのみ
[補足]
企業の公式サイト(総合)で、提供しているサービス(商品)をカテゴリーで紹介し、各カテゴリーを専門サイト化したイメージだ。
対策は5つ前後の専門サイトを作り総合サイトを含めて全部相互リンクをする。
専門サイトを5つ前後持っていても、コンテンツの内容がかぶっており、独自性がない(=重複コンテンツ)。
対策は、同じメインキーワードで上位表示を狙わない事。
メインキーワードがかぶらなければ、本質テーマが同じサイトを何個でも作ってい良い。
※各生徒には独自の目標キーワードが必要。
作成したサイト全てを相互リンクする。
作成した専門サイトが各々、Googleの評価が低いサイトからしかリンクを受けてない。
対策としては、ヤフーカテゴリー等の登録。
但し、
[補足]
ココに関しては、やはり被リンク対策しないと意味がない、という話。
しかも、以前は効果ががあったクロスレコメンド、クロスメディアディレクトリは今はリンク効果がない、という。
どうすれば良いのか?
「専門サイト集団」の作り方~リンク対策
トラフィックが少ない中小零細企業個人でもビッグキーワードで上位表示しているサイトの特徴が以下の6つであった。
①複数サイトを運営
②サイトテーマの絞り込み
③サイトテーマの維持
④グループ間相互リンク
⑤発リンクの質が高い
⑥被リンク元の質が高い
①から④については取り上げたので、⑤と⑥のリンク対策について触れよう。
発リンクの質が高い
各専門サイトから関連性が高いサイトや信頼度が高いサイトにだけリンクを張ることが上位表示にプラスになる。
[補足]
大分昔にサイトにヤフーとGoogleへのリンクを張っているケースがちょこちょこあったが、これもそうだったのだろうか?
検索エンジンへのリンクが効果があるかは分からないが、要はオーソリティサイトへの発リンクが効果があるということのよう。
今までなら、被リンク対策としては、オーソリティサイトからの被リンクという話だけだったので、これが取り組みやすい。
但し、「関連性が高いサイトや信頼度が高いサイトにだけ」とあり、「信頼性が低いサイトにリンクを張れば張るほどGoogleからの評価は下がる」とのこと。
被リンク元の質が高い
ここが最大の問題点だ。
これに関しては、鈴木氏のノウハウは昔から変わっていないようだ。
「安全確実な12の被リンク獲得対策」が紹介されている。
①自分が運営する既存サイト、無料ブログ
②取引先、知人からリンク
③大手ディレクトリーへの登録
④ポータルサイトに掲載依頼
⑤求人サイト・クラウドソーシングサイトに掲載依頼
⑥事例ページ、お客様の声ページからリンク
⑦団体、協会、組合等に加入して会員紹介ページからリンク
⑧コンテンツを他者に提供して著者リンク
⑨デザイン見本サイトに登録
⑩業務提携先からリンク
⑪認証機関からリンク
⑫ニュースサイトからリンク
●リンクのペナルテイーを避ける対策
ナチュラルリンクが大事。
①不自然な言葉でリンクしない
②被リンク元数の増加とアクセスの増加が比例
③IPアドレスを分散
トラフィックを増やす対策
トラフィックを増やす対策として、以下のものがある。
●ソーシャルメディア
●オフライン
●プレリリース
●メールマガジン、メールに自社サイトのURLを載せる
●広告
ソーシャルメディア
ソーシャルメディアを開設して普段より情報投稿して自社サイトにリンクを張る
twitter、instagramなど。
※Facebookについては鈴木将司氏は「Facebookを使ってGoogleで上位表示する技術セミナー」を行っており、そのセミナーDVDも私は持っているので、後日、内容を記事にする予定です。
オフライン
紙のメディア(オフライン)に自社サイトの検索を促すキーワードやブランド名、URLを広告コンテンツと一緒に掲載することや、積極的にセミナーを主催する。
チラシ・パンフレット)など。
ビッグキーワードで上位表示するSEO対策~まとめ
当たり前の事かもしれないが、鈴木氏のSEOセミナーの対象は中小企業だ。
アフィリエイターがメインではない。
従って、鈴木氏が提案する手法には、実行不可能なものもある。
それと、アフィリエイターとしては、ビッグキーワードを狙うよりミドルキーワードやスモールキーワードで上位表示する方が楽。
ミドルキーワードやスモールキーワードの場合もこの手法を通用するのか?
勿論、ビッグキーワードに通用するので、ミドルキーワードやスモールキーワードにも通用するだろう。
但し、鈴木氏がビッグキーワードので上位表示しているサイトを分析さいた結果、8種類あることが分かり、「専門サイト集団」はその内の8位である。
「専門サイト集団」でどんなビッグキーワードでも上位表示が狙えるわけではないので、注意が必要だ。
7位までのサイトと自分が上位表示したいテーマがかぶっていると、上位表示はかなり難しいと言える。
さらに、最後に鈴木氏が言ったのは、「SEO対策は自分でやるもの」ということ。
それは勿論そうだが、「どこまで自分でやるのか」について、鈴木氏は以下のように述べている。
・全てのヒントは検索結果1ページ目にある。検索結果1ページ目にどのようなサイトが上位表示しているのかを調査する。
・そして、上位表示集団の共通点、特に中小零細企業個人のサイトでも上位表示出来ているサイトを細かく調査して共通点を割り出す。
・それら共通点を自社サイトに取り組む。
これらはアフィリエイトサイトの基本的な作り方と同じだ。
ただ、具体的にどうするかについては、鈴木氏は述べていない。
※上位表示する可能性の高いキーワードを選定し、効率よくアフィリエイトサイトを作成する手順については⇒キーワード解析ツール「EWA(イージー・ワーズ・アナリティクス)」の使い方と口コミ評判
これについは、鈴木氏はSEOコンサルタントを養成する講座も持っているので、そちらでということだろうか?
いずれにしても、検索結果で上位表示を狙う為の「専門サイト集団」の作り方については、役に立った。
アフィリエイトサイト作成に取り入れようと思う。