8月(2018年)に入った途端、売上がどんと下がった。
8月は例年、他の月に比べると下がるのだが、前年を見ると、下がり方が半端ない。
調べてみると、8月1日大幅なGoogleの検索アルゴリズムのアップロードがあったようだ。
昨年2017年12月6日には健康・医療アップデートがあり、私のサイトはアクセスが1/3~1/2に激減、売上も半分以下になったのだが、またもや影響を食らったようだ。
一体、どういった内容のアップデートだったのか?
Googleアルゴリズムのアップデート(2018年8月)の内容と影響についてのまとめてみた。

8月1日にGoogleで大きな順位変動!広範囲なコアアルゴリズムアップデートの実施を発表。順位回復の対策は?

SEOセミナーを開催し、SEO関連の著者も複数ある鈴木将司氏の「モバイル時代のSEO情報ブログ」から抜粋する。
※参照:「【速報】8月1日にGoogleで大きな順位変動!広範囲なコアアルゴリズムアップデートの実施を発表。順位回復の対策は?」(2018年08月03日)

記事によると、3月7月にもGoogleコアアルゴリズムのアップデートがなされていた。

Googleの発表によると、コアアルゴリズムのアップデートは年数回実施されているようだ。

しかし、それは特に問題にすべき点ではない。
何しろ、日々、細かいアップデートを実施しているからだ。

我々が考えなければならいのは、①どういうアップデートがあり、②その影響はどこまで及ぶのか、そして、③運営するサイトの順位が下がった時、我々に出来ることはあるのか?と言う点だ。

そして、またこれは、今後、どういうサイトを作成していくかの指針にもなる。

記事では、まず、3月初旬のアルゴリズムアップデートについて触れている。

ユーザーの意図に合致したページを返すべきなのだが、今まではそうでないページも上位表示されていた。

Googleはよりユーザーの意図に合致したページを検索結果の上位に表示するよう、アルゴリズムを変えた。

Googleがそれを判断していると思われる指標が以下の3つ。
・滞在時間
・平均ページビュー
・直帰率

何故、鈴木氏が、3月初旬のアップデートについて言及しているかというと、「この(8月1日の)コアアルゴリズムのアップデートへの対策のアドバイスは3月のものと同じ」とGoogleが好評してるからだ。

しかし、3月のアップデートでは影響を全く受けなかった。
それが、8月のアップデートでは見事にアフィリエイト収入が減っている。

これは何故だろうか?

その後、鈴木氏のブログは更新されていないので、新しい情報はない。(2018年8月8日現在)

【Google大変動】コアアルゴリズムアップデートによる2018年8月1日の順位変動について

次は、SEOラボの「【Google大変動】コアアルゴリズムアップデートによる2018年8月1日の順位変動について」と言う記事。
※サイト運営者はSEO専門の会社で「株式会社ディーボは」。

「弊社管理サイトでは、いつもより急上昇、急下落してるキーワードの数が増えて、順位の動きが通常より活発になってます。」とある。

よりユーザーに検索意図にあったサイトが検索順位を上げ、そうでないのに検索結果の上位に表示されていたサイトが順位を下げた、ということになるでしょう。

ただ、具体的な分析は記事にない。

メールアドレスを登録すると、無料レポート「2018年8月1日の順位変動の特徴と今後のSEO対策方針」をダウンロードできる、というので、登録してみた。

「弊社の管理サイトや上位化してるサイトの傾向から、今回の順位変動には以下のような」ページが高い評価を受けていると考えられると分析している。

①検索クエリと関連性の高いいページ
②関連する内部リンクを多く受けてるページ
③ドメイン内の各ページの質が高いいサイト
④被リンクを獲得してるページ

①に関しては、前述の鈴木氏と同じ見解だが、抽象的だ。
②に関しては、「関連記事」ということだろう。
③に関しては、「質が高い」というのが具体性に欠けて内容が分からない。
④に関しては、今までと変わらない。

しかし、次を読み進めると、上記の4つの項目に関してより具体的な説明と共に今後のSEO対策が述べられている。

が、具体的な説明がないので、イメージがわかない。

【順位激変】Googleのコアアルゴリズムをアップデートを実施!今後の対策は3つ

次は「ジュンイチ」というサイトの「【順位激変】Googleのコアアルゴリズムをアップデートを実施!今後の対策は3つ」と言う記事。

ジュンイチ氏はのプロフィールには、”ブログ集客専門家・ブログマーケッター”とあり、セミナー講師として活動されているようです。

素性が今一はっきしりないので内容は期待していなかったのですが、ジュンイチ氏のクライアントの傾向を見て、8月1日のアップデートで下がったサイト、上がったサイトの特長が述べられている。

≪下がったサイトの特長≫
①医療健康関係が専門でない複数の外部ライターさんが書いている健康メディア(2017年12月の時点でかなり下がったが、さらに追い打ちをかけられるように下がった)

②お金の専門家ではない方が、お金関係の話題を扱っているサイト
(ホワイトハットSEOで頑張って記事は書いているものの下がった)

③整体院が運営する健康関係のブログ
(もはや整体院は健康関係の専門家として見られない?)

≪上がったサイトの特長≫
④お金の専門家(ファイナンシャルプランナー)が扱うお金関係のブログ

⑤税理士さんが運営する、税務に関するブログ

⑥投資の専門家が運営する投資関係のブログ

ジュンイチ氏によると、検索順位の明暗を分けた共通点は2つ。
1.お金に関するサイト
2.誰から見ても専門家だと言える方が運営していること

Googleは特に”YMYL”関係の話題を厳しく見ている、とのこと。
“YMYL”とは、「Your Money Your Life=お金と健康」。

2017年12月6日の健康アップデートでは、健康・医療関係に関するアップデートだったが、そこに「お金」が追加されたのか?

お金と健康は生きていく上で大切な要素。
専門家でもない人が書いたサイトは上位表示させないよ、ということらしい。

勿論、これらは、12月6日のアップデートのきっかけになる、内容が不正確なキュレーションンサイトの問題が大きく影響している。

今は、”YMYL”のみのようだが、Googleがアップデートの対象とするジャンルは広がるだろう。

広範囲なコア アルゴリズム更新を実施。対策は常に1つ――コンテンツの品質改善

次は、海外SEO情報ブログを運営するKenichi Suzuki氏の「Google、広範囲なコア アルゴリズム更新を実施。対策は常に1つ――コンテンツの品質改善」という記事。

鈴木氏の主張は、『対策は常に同じで、「コンテンツの品質改善に注力する」』とそっけない。
※同じ”鈴木”でも、前述の鈴木将司氏とは別人。

「海外SEO情報ブログ」はSEOを知る者にとって、信頼性の高いブログだが、何ともあっさりした内容となっている。

そこで、鈴木氏が前回の3月のGoogleアップデート後にアップした記事をを読んでみた。
(それが鈴木氏の狙いだったりして。)

改めて、3月のアップデート時にGoogleが発表したアドバイスを読むと、ユーザーの検索意図に合致しているにも関わらず、今まで評価されていなかったサイトが上位表示するようになった、ということだろうか?

Googleはこのことを誇らしげに語っている。

そして、「すばらしいコンテンツを構築することに集中し続ける以外に、順位が前よりも下がったページへの対処方法はありません。」と続けている。

いずれしても、鈴木氏からは具体的な内容は聞けずじまいだ。

【SEO対策情報】Google大変動|8月1日にGoogleコアアルゴリズム・アップデート

最後に、「プロのWebマーケッターによるWeb集客のためのマーケティング的戦略と思考」というサイトの「【SEO対策情報】Google大変動|8月1日にGoogleコアアルゴリズム・アップデート」の分析を紹介する。

プロフィールの”Webマーケッター”の内容が今一分からないと思っていたら、「Web Culture Service」という会社の代表の加藤氏で、私は以前、この会社が販売する「User Contents Search/ユーザー・コンテンツ・サーチ」というツールを購入したことがあった。

このツールは中々良いと思う。

ということで、俄然、信頼性が増した。

加藤氏はどういう分析をしているのか?

記事はほとんど引用であり、参考になるものはない。
しかし、記述が後半に以下の記述があった。

月のアップデートに関する事ではないが、、Googleが普遍的だと述べている要素。
それは次の2点。

・サイトの読み込み速度を早くする
・サイトのSSL化を推奨して、セキュリティーを高める

これは、今後、意識して行かなければならない点だろう。

Googleコアアルゴリズム・アップデート(8月1日)の内容・影響のまとめ

今まで、Googleコアアルゴリズム・アップデート(2018年8月1日)について、SEO専門家等の見解を見てきた。
内容と影響をまとめてみたいと思う。

一貫していることは、Googleがユーザーの検索意図を満足させるサイトを上位表示させようとしている、これは本来、検索エンジンGoogleの使命だが、その精度が上がっている。

特にGoogleが最近、注目しているのが以下の3点。
・滞在時間
・平均ページビュー
・直帰率

今後、サイト作成において、上記の項目を常に意識して記事を作成していく必要がある。

次に取上げたサイトで共通しているのが、2018年8月のアップデートで十位を下げてサイトと上げたサイトの違いは、よりユーザーの検索結果に合致したページとなるが、今一、具体性がなくピンとこない。

その点、あくまでも自分のクライアントのケースとして、ジュンイチ氏が上げているのが、健康とお金に関するジャンルでは、専門家のサイトが順位を上げているという点。

Googleは記事(サイト)の信頼性という評価基準を強化しており、その場合、専門家が書いた記事の評価が高くなっている。

ただし、この「専門家」が本当にそうなのかは判断しにくく、それは別の指標で判断しているのであろう。

私としては、8月のGoogleのアップデートで思いもしなかった影響を受けているので、その前に影響を受けた2017年12月6日のGoogleのコアアルゴリズムのアップデートの内容を今一、確認する必要がある、と考えている。

これについては、後日、記事にする予定だ。