Google Search Console(サーチコンソール)とは、検索最大手のGoogleが提供しているGoogleが提供している無料SEO解析ツールです。
では、Googleサーチコンソールで何が分かり、どういう施策が可能なのか?
GoogleはGoogle Analitics(アナリティクス)というSEO解析ツールも提供していますが、違いは何?
Googleサーチコンソールの具体的な使い方を解説致します。
GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの違い
GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスはいずれもGoogleが提供するSEO解析ツールです。
無料で高機能。
登録しない手はありません。
SEO解析ツールの役割
WEBサイトのアクセスを増やすには狙ったキーワードの検索結果で上位表示されることが基本です。
その為には己(自分のWEBサイト)と敵(検索エンジン~Google)を知ることが大事。
敵(検索エンジン~Google)がどのようなWEBサイトを上位表示する傾向にあるかを知り、自分のWEBサイトを”最適化”することをSEO(検索エンジン最適化)と呼びます。
その己(自分のWEBサイト)を知るツールがGoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスです。
では、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの違いは何でしょうか?
大雑把に言えば、以下になります。
自分のWEBサイト(ページ)がGoogleからどう評価されているかが分かる。
●Googleアナリティクス
自分のWEBサイト(ページ)にどこからアクセスがあり、ユーザーは自分のWEBサイトでどういう行動をとっているかが分かる。
Googleサーチコンソールで分かる事
Googleサーチコンソールで分かる事は沢山ありますが、まずは以下の3つは抑えたいです。
②上位のページのクエリ(検索キーワード)
③インデックスされているか?
上位のクエリ(検索キーワード)
「自分のWEBサイト(ページ)がGoogleからどう評価されているかが分かる。」と前述しました。
具体的にどういうことかというと、1つは自分のWEBサイトにがどういったキーワード(検索クエリ)でアクセスが多いのか、そしてそのキーワード(検索クエリ)の掲載順位(何位に表示されているか)、表示回数とクリック数が分かります。
上位のページのクエリ(検索キーワード)
次に、自分のWEBサイトでアクセスの多いページがどれか、そしてそのそのキーワード(検索クエリ)の掲載順位(何位に表示されているか)、表示回数とクリック数が分かります。
インデックスされているか?
検索結果に表示される為には、まずGoogleにインデックス(登録)される必要があります。
通常、インデックスの施策としては、以下の2点があります。
②PING送信
ところが、これだけで十分とは言えません。
何故なら、インデックスされていない場合が多々あるからです。
GoogleサーチコンソールでGoogleにインデックス(登録)されているかどうかが分かります。
Googleアナリティクスで分かる事
Googleアナリティクスで分かる事に関しては別記事をご参照ください。
Googleサーチコンソールの使い方
Googleサーチコンソールで分かることは沢山ありますが、以下の3点は抑えたいと先に述べました。
②上位のページのクエリ(検索キーワード)
③インデックスされているか?
では、この3点はどこで分かるのでしょうか?
上位のクエリ(検索キーワード)
まず、複数のサイトを登録している場合は、調べたいサイト(プロパティ)を選択。
次に「検索パフォーマンス」をクリック。
上部にグラフ、下部に以下のような項目が表示されます。
一番上の項目が「クエリ」となっている事を確認。
どういった「クエリ(=検索キーワード)」で上位表示されているかが分かります。
さらに、個別の「クエリ」をクリックすると、その「クエリ」の平均掲載順位、やグラフが表示されます。
上位のページのクエリ(検索キーワード)
上位のページのクエリ(検索キーワード)を知るには、「クエリ」の右横の「ページ」をクリック。
すると、クリック数の多いページが表示されます。
個別ページをクリックすると、個別ページの平均掲載順位などが表示されます。
さらに続けて「クエリ」をクリックすると、そのページにどういった「クエリ(=検索キーワード)」が多いのかが、クリック順に表示されます。
インデックスされているか?
順番は3番目ですが、まず、Googleにインデックスされないと検索結果に表示されません。
従って、インデックスが最重要です。
ただ、「クエリ」や「上位ページ」の話を先にした方が、Googleサーチコンソールのメリットが伝えやすいかと考え、この順番でご紹介しています。
自分のWEBサイトのページがインデックスされているかどうかは、「インデックス」の下の「ガバレッジ」をクリック⇒「除外」をクリックすると、「詳細」が下に表示されます。
問題は「クロール済・インデックス未登録」の項目です。
これをクリック。
すると、クロール済にも関わらず、何かの理由でインデックスされていないページが表示されます。
ご自分でクロールをブロックしている以外のページはインデックスを促進する必要があります。
⇒インデックスされているか?
Googleサーチコンソールを利用した施策
最後に以下の3点が分かってこれをどうSEOに活かすのかについて触れます。
①上位のクエリ(検索キーワード)
②上位のページのクエリ(検索キーワード)
③インデックスされているか?
上位のクエリ(検索キーワード)
上位のクエリ(検索キーワード)で見るべきは、平均掲載順位とクリック数・表示回数のバランスです。
一般的に、検索順位とクリック率の目安については様々データがあります。
以下は一例です。
※SISTRIX社が公開した2020年7月の検索順位別クリック率データ
2位:15.7%
3位:11.0%
4位:8.0%
5位:7.2%
10位:2.5%
※参照:【2020年版】検索順位別クリック率(CTR)と年代別推移まとめ~SEOラボ
一例ではありますが、自分のWEBサイトの掲載順位とクリック率を比べて、このデータにあるクリック率より低い場合、検索結果に表示されている文言が魅力的でない場合があります。
文言を見直し、改善してみましょう。
上位のページのクエリ(検索キーワード)
「クエリ(検索キーワード)」を知ることで、その「クエリ(検索キーワード)」の出現回数を増やす施策が考えられます。
ただし、不自然に増やすのは、人間に対しても機械(検索ロボット)に対しても良くないので、不自然にならないよう、その「クエリ(検索キーワード)」に関する記述を増やす施策が考えられます。
また、「クエリ(検索キーワード)」を見ると、意図しない「クエリ(検索キーワード)」で検索されている場合もあります。
記事にそれらの「クエリ(検索キーワード)」を追加したり、ページを分けるのも1つの方法です。
インデックスされているか?
インデックスされていないページのインデックスを促進するには、以下の手順で行います。
インデックスされていないページをクリック⇒URLを検査⇒インデックス登録をリクエスト
尚、インデックスされていないページに合っても「URLを検査」をクリックすると、「URL は Google に登録されています」という表示が出る場合があります。
この場合は、「インデックス登録をリクエスト」する必要はありません。