WordPressにログインしようとしたら、「このページは動作していません●●では現在このリクエストを処理できません。HTTP ERROR 500」というエラーが表示した。
この画面が出るのは初めてではない。
先日、別のサイトでもHTTP ERROR 500エラーが表示したが、その時はかなり面倒な方法で解決した。
しかし、もっと簡単にHTTP ERROR 500エラーを解決する方法があった。
「このページは動作していません。HTTP ERROR 500」エラーを簡単に解決する方法をご紹介します。

HTTP ERROR 500エラーを解決する方法【非推薦】

HTTP ERROR 500エラー解決の為に行なった全手順

先日、別のサイトで500エラーが表示した時は、解決方法が分からず、以下の手順を行った。

①プラグインを全停止
②WordPressファイルをローカルにダウンロード
③WordPressを再インストール
④データベースのエクスポート及びインポート(一部)
⑤WordPressファイルを徐々にアップロード

この方法が非推薦な理由

このページは動作していません

詳しい説明はここではしないが、これでサイトが正常に表示するようになった。
しかし、かなり手間と時間が掛かった。

さらに、プラグイン「Post-Snippets」に登録したデータが消し飛び、復帰する方法は見つからず。

結局、サイトは正常に表示したとはいうものの、完全とは言い難かった。

ところが、今回、HTTP ERROR 500エラーを簡単に解決する方法が分かった。

HTTP ERROR 500エラーを解決する方法【推奨】

そもそも、HTTP ERROR 500エラーとは何か?

実は500エラーには「HTTP ERROR 500」エラー以外に「500Internal Server Error」がある。

こちらのエラーも何度も経験している。

500Internal Server Error

エックスサーバー500エラー

この時はプラグインが原因だと考え、.htaccessに記述されているプラグイン関係の記述を全て削除したら、エラー表示が消えた。⇒500Internal Server Error|動作確認時のエラーの原因と対処方法【サイト移転(引越し)】

HTTP ERROR 500エラーの原因

「500Internal Server Error」に比べ、「このページは動作していません。HTTP ERROR 500」エラーの表示はそっけない。

「●●では現在このリクエストを表示できません」とあるのみ。

しかし、このところ、サイト移転時の様々なエラーに取り組み、解決してきた経験から、サイトが表示しない原因は以下のいずれかが関係している可能性が高い。

●WordPressバージョン
●テーマ
●phpバージョン
●MySQLバージョン

疑わしいのは「テーマ」と「phpバージョン」が合っていない場合。
問題のサイトについて確認すると、テーマは賢威6.0、phpバージョンは7.2だった。

賢威6.1のサーバー環境条件

賢威テンプレートにはサーバー環境に条件がある。
例えば、賢威6.2の場合には以下の記載がある。

お使いのWordPressのバージョンが「3.5以上」であること。
サーバのPHPのバージョンが「5.2.4 以上」であること。
サーバのMySQLのバージョンが「5.0 以上」であること。

そして、賢威6.1に関しては以下の記述があった。
賢威6.1テンプレートphp

賢威6.1はphp7には対応していない。

まして私のサイトのテーマは賢威6.0。
これが原因なのは間違いないようだ。
そこで、phpのバージョンを5に下げた。

サイトが真っ白に

実は私のWordPressは二重構造になっている。
ドメイン直下にWordPressをインストール。
複数のサプディレクトリーにWordPressをインストール。

ドメイン直下のWordpressは賢威7.1。
php7.2で正常に表示したのが、php5に変更したら画面が真っ白になった。

では、問題のHTTP ERROR 500エラーが出るサイトはどうか。
相変わらず、同じエラー表示。

そこで、一旦、phpバージョンを元に戻す。
これでドメイン直下のWordpressサイトは正常に表示。

賢威6.0を停止する

そこで、サーバーパネルから賢威6.0を停止してみた。
テーマ(賢威6.1)は、wp-content⇒themesにある。
「keni~」とあるのが、賢威のテーマだ。

私の場合「keni6 wp helthy 130315」だが、このフィル名を変更する。
簡単なのはファイル名の頭に「-」を付ける。⇒「-keni6 wp helthy 130315」。

エックスサーバーテーマ

WordPressにログイン

この後、Wordpressのログインページにアクセスすると、ユーザー名とパスワードを入力する画面が表示され、無事ログインできた。

賢威7.1をインストール

賢威6.1はphp7では対応していないので、賢威7.1と子テーマをインストール。
子テーマを有効化し、サイトを確認すると、正常に表示した。

先に試した方法では、Post-Snipettsのデータが消失したが、この方法では問題なくデータが残っている。
何とあっけなく、「このページは動作していません。HTTP ERROR 500」エラーの問題が解決し、サイトが正常に表示されるようになった。

HTTP ERROR 500エラーを解決する方法【まとめ】

以上、「このページは動作していません。HTTP ERROR 500」エラーを解決する方法を解説しました。

今回は、以下のケースでした。

●賢威テーマが6.0か6.1
●phpバージョンが7以上

私のケースが他と違うのは、1ドメイン1サイトではなく、1サイトに複数のWordpressをインストールしている点です。

通常ならば、phpバージョンを下げれば問題が解決すると考えられます。
但し、phpバージョンは「推奨」のバージョンを選択した方が、サイトの表示速度は早くなります。

従って、php7以上に対応しているテーマに変更するのが得策です。

但し、テーマを変更するにも「Wordpressの管理画面にログインできない」といった時は、サーバーパネルからテーマを無効化すると、ログインできる可能性が大です。

同じような問題が発生している方はお試し下さい。