最新のGoogleのコアアルゴリズムの変更(アップデート)が8月1日(2018年)に実施された。⇒Googleアルゴリズムのアップデート(2018年8月)の内容と影響についてのまとめ
昨年2017年12月6日の健康・医療アップデートまでは私の管理サイトはアップデートの影響を受けずにきた。⇒Google医療・健康アップデート(2017年12月)の内容と影響まとめ
しかし、2017年12月及び2018年8月のアップデートの影響をもろにかぶり、アクセス・売上とも大打撃を受けた。
そこで、今まで考えることのなかったパンダアップデートとペンギンアップデートの内容について調べてみることにした。
パンダアップデートとペンギンアップデートの違いは?
このアップデートによりどういうサイトが影響を受け(順位を下げ)たのか?
そして、今後アフィリエイトサイトを作成する上でパンダアップデートとペンギンアップデートの対象とならないような対策は?
パンダアップデートとペンギンアップデートの違い・影響・対策をまとめてみた。
- パンダアップデートとペンギンアップデートの違い
- パンダアップデートとペンギンアップデートの影響を受ける(検索順位が下がる)サイトの特長
- パンダアップデートとは?どういうコンテンツが上位表示できない?
- ペンギンアップデートとは?どういうコンテンツが上位表示できない?
- パンダアップデートとペンギンアップデートでペナルティを受けない為の対策
パンダアップデートとペンギンアップデートの違い
私は2017年12月の健康・医療アップデート以前は、パンダアップデートとペンギンアップデートしか知らなかったが、調べてみると、他にも大幅な順位変動を伴うアップデートが行なわれていた。
2014年「ベニスアップデート」
2015年「パンダアップデート」
2015年「クオリティアップデート」
2016年「ペンギンアップデート」
しかし、ここではパンダアップデートとペンギンアップデートについて取り上げる。
まず、各々のアップデートの特長を述べる。
「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」が実施されるまでは、キーワードの出現数と被リンク数がSEO対策の基本であった。
しかし、内容を伴わない不自然なキーワードの詰め込み、リンク購入等の過剰な被リンク対策(ブラックハットSEO)で、ユーザーの検索意図に合致しない内容の薄いサイトも上位表示されていた。
そこで、パンダアップデートとペンギンアップデートが実施された。
[1]パンダアップデート
狙うキーワードを詰め込んだだけの内容を伴わない低品質なコンテンツで構成されているサイトの検索順位を下げ、逆に良質なコンテンツの多いサイトの順位を上げ、上位表示させるアルゴリズム変更。
[2]ペンギンアップデート
リンク操作(被リンク購入、自作自演リンク)を行っているサイトの評価を下げるアルゴリズム。
SEO(検索エンジン対策)には内部要因と外部要因があるが、パンダアップデートとペンギンアップデートの違いは、パンダアップデートは内部対策(キーワード)、ペンギンアップデートは外部対策(被リンク)を過剰に行っていた(不自然な)サイトの検索順位を下げるアルゴリズムの変更、と言える。
パンダアップデートとペンギンアップデートの影響を受ける(検索順位が下がる)サイトの特長
パンダアップデートとペンギンアップデートにより、該当サイトの評価は下がる⇒検索順位が下がる。
では、どのようなサイトが検索順位が下がったのか?
『「パンダアップデート」と「ペンギンアップデート」の違いと影響は?【2018年 最新版】』では、以下のサイトを挙げていた。
[1]パンダアップデートで評価が低いサイト
①オリジナル性が乏しい(独自性がない)サイト
②自動生成ツールで作られたようなコンテンツのサイト
③ページ内容がほとんどアフィリエイトの広告であるサイト
④過剰なキーワードの利用を行っているコンテンツのサイト
[2]ペンギンアップデートで評価が低いサイト
⑤過剰なリンクをもらっているサイト
⑥ページの評価が低いサイトから多くのリンクをもらっているサイト
⑦リンクを購入しているサイト
⑧内容の無いリンク集のサイト
各々について、もう少し詳しい情報が欲しいところ。
というわけで、他の記事も当たってみた。
パンダアップデートとは?どういうコンテンツが上位表示できない?
Googleの使命は「ユーザーの検索意図に合致したサイト(ページ)を上位表示する」ことにある。
パンダアップデートでは、コンテンツの質を問われた。
以下の記事にどういうサイトがペナルティの対象になるか細かく記載されている。
【2018年最新版】パンダアップデート完全ガイド
まとめると以下のようになる。
※記事では「WEBサイト」と記述されているが、私はまず、「記事(コンテンツ)」と表記することにする。
・キーワードを詰め込んだ記事
・自動生成ツールで作成した記事
・文字数が少ない記事
・ユーザーの検索意図に合致しない読むに値しない低品質な記事
そして、これらの集合体が”サイト”になるわけだが、こういった記事(コンテンツ)がサイト内にあると、サイトそのものの評価も下げられるようだ。
そして、同一サイト上に重複コンテンツがある場合。
「重複コンテンツ」とは具体的にどういうものをいうのかについては記述がない。
「重複コンテンツ」を含め、より具体的な内容については、「Googleウェブマスター向け公式ブログ」に記述があった。
2012年9月7日の記事なのだが、5年後の2017年12月の健康・医療アップデートにつながる主張が既にあってドキッとした。
「健康についての検索に関し、あなたはこのサイトの情報を信頼できるか?」
そして、私が上記で触れたことも記述されている。
「低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。」
今まで、読んだ記憶がないが、しっかり読むことで、Googleがどういうコンテンツ(サイト)を求めているかが分かる。
しっかり読まねば。
ペンギンアップデートとは?どういうコンテンツが上位表示できない?
ペンギンアップデートは過剰な被リンク対策をしているとペナルティを受ける(評価が低くくなる⇒検索順位が下がる)というもの。
リンク購入以外にどういうケースがペンギンアップデートに引っかかるのだろうか?
それは自作自演リンクだ。
自作自演リンクは何故、ばれるのか?
それは、同じアンカーテキストからの被リンクが多いと自作自演リンクと見なされる可能性がある。
そして、相互リンク。
これについは経験がある。
あるブログで相互リンクの記事を書き、ブログ内に相互リンクのページを作ったら、その後、検索順位が下がった。
当時は、何故、検索順位が下がったのかが分からなかったが、今は「相互リンク」が原因だと分かる。
では、今後、アフィリエイトサイトを作成する時に、パンダアップデートとペンギンアップデートのペナルティの対象にならないようにするには、どういうことに気を付け、サイトを作成すれば良いのか?
これについては、次項で紹介することにする。
パンダアップデートとペンギンアップデートでペナルティを受けない為の対策
パンダアップデートとペンギンアップデートでどういうサイトがペナルティを受けるかを見てきたので、その裏返しが対策になる。
そして、Googleが一貫して言い続けている「良質なコンテンツ」を作成することが、結果的に対策となるのだが、それを言うと元も子もない。
ここでは、ペナルティーを受けない為に「やってはいけないこと」「注意(意識)すべき点」について私見を述べることにする。
●やってはいけないこと
・内容を伴わない、キーワードを詰め過ぎたコンテンツ。
・リンク購入
・相互リンク
・バレバレの自作自演リンク
●注意(意識)すべき点
・キーワードで検索したユーザーの検索意図に合致したコンテンツを作成する。
・内容が伴えば、自然と文章のボリュームも多くなる。⇒結果、滞在時間も長くなる。
だからと言って、文章のボリュームを出すために内容の薄い記事を書かなない。
・ページビューを増やす目的でコンテンツを複数のコンテンツ(ページ)に分けない。⇒コンテンツを分けると、1記事の文章が短くなる、と共にユーザーは他のページに移動する必要が生じ、利便性が悪くなる。
・オリジナルコンテンツ(独自性)を心掛ける。
・他のページと類似した重複コンテンツはサイトの中身が薄いとみなされるので重複コンテンツがないか注意する。